About 2007年09月

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2007年09月 アーカイブ

2007年09月25日

アールブリュット展と旭川の芸術

「アール・ブリュット」が美術史に登場したのが1945年のことで、
「加工されてない、生のままの芸術」という意味のフランス語は、画家ジャン・デビュッフェが考案したもので、正規の美術教育を受けていない人々が精神的な衝動に従って創作した絵画や、立体作品などの様々な美的所産物を指すらしい。
ジャン・デビュッフェは、
「芸術はわれわれが用意した寝床に身を横たえに来たりはしない。芸術は、その名を口にしたとたん逃げてしまうもので、匿名であることを好む。芸術の最良の瞬間は、その名を忘れたときである。」
と云っている。
また、アウトサイダー・アートとも呼ばれ、
彼らは精神病院の患者、孤独に生きる者、社会不適応者、受刑者、あらゆる種類のアウトサイダーたちなのである。

この作品展が旭川にある道立美術館にて来年の1月16日~2月17日までおこなわれる予定である。
国内では他に、2月28日~5月11日まで滋賀県近江八幡のボーダーレス・アートミュージアムNO-MAにて、その後5月24日~7月20日まで東京新橋の松下電工汐留ミュージアムにて開催される予定だとのことである。
今回の旭川展での楽しみは作品を見るだけでなく、、アール・ブリュット美術の発祥の地でもあるスイス・ローザンヌ市にあるの美術館のルシアン・ペリー館長さんが来旭され講演されることである。
この企画をされてる方は特定非営利活動法人の理事代表の工藤和彦さんで、ラポラポラと言うギャラリーを7条6丁目の緑道沿いにて運営されている。(因みに10月21日まで高橋ヒサ子さんの個展が開催されている。)

私としては旭川に来た時より、芸術とは選ばれた人々の作品だけを言うのでないし、特別に高貴な展示場にて飾られるものだけを言うのでないと考えている。
また、そのことは芸術論の授業等でも学生達に話していることである。
この旭川の地において、芸術表現の今後の世界の動向を先取りするであろう展示が開催され、ルシアン館長のお話が聞けるのは誠に恵まれたことだと考えている。
また北海道でも芸術教育に対する不要論に近いことが話されてる今だからこそ、アール・ブリュット作品展の意義は深いものになるであろう。

2007年09月17日

美しい国

美しい国とは見た目のことで
京都の町並みや奈良のお寺の景観のことだろうか
または
札幌のように区画整理された都市景観のことだろうか

或いは
自然の美しさ
特に四季の変化の美しさのことだろうか

ひょっとすると
和服女性の美しさであろうか

私はこれらのこともこの国の美しさだと思う
しかし本質の美しさは人々の精神の中に存在すると思いたい

昨今
官僚や政治家や教員までもが不正なことをおこなっている
特に法律をつくる人が法律を犯す悪循環だ

私達の伝統文化でもある武士道精神は何処に・・・

私は自然と共生し
人々の痛みが解り
正しかったと思えるような生き方をしたい

清く正しい精神が美しい心に繋がるだろう
その美しい心を持ってまちをつくれば
美しい国が生まれると信じたい

2007年09月15日

扇形車庫と伝統文化

今から15年程前であっただろうか、ヨーロッパビジュアルアートワークショップがデンマークのブランデの町で行われたのは・・・
このワークショップ(参加アーティスト40名程)はヨーロッパからの参加者が多かったため、アジアから参加したアーティストは私1人だった。また、当時20歳代だったこともあり、私としては今でも心細い気持ちで参加した思い出が残っている。

このワークショップの事務局と宿泊所になったのがデンマーク国民高等学校(東海大学の教育の原点とも言える教育機関)で、アトリエ(制作場所)となったのが扇形車庫の跡地だったのである。
正確に伝えると車庫跡地では無く、一部現役で使われている場所だった。
この建物は100年以上の歴史があり、昔のように列車の車庫だけに使ってる訳では無かったが、今でも線路保守点検用の車両(フォルクスワーゲン車を改造した車両)が第二次世界大戦前から現役で使われており、その車両の車庫として利用されていた。
その上、驚くことに列車を回転させる台車が現役として使われていたのである。

実は今回、誠に残念なことにその扇形車庫と同様の建造物が旭川に残されてたにも関わらず、今月末にも解体されることになったそうである。
今回の解体で、道内に50前後もあった扇形車庫が苗穂運転所に残されたものだけになる様である。
日本の国鉄はデンマークの国鉄を参考にしてつくられた様で、キオスク等の売店の名前からもその経緯をうかがい知ることができる様である。
その本家のデンマークでは未だに古き建造物や鉄道車両が、大切に保存されながら有効に使われていることに対して、この国でそれらより新しいものが取り壊されてしまうのは誠に残念である。

特に北海道の歴史を考える時、少しでも古き美しく機能的なものを残すべきではないかと考えているが、時代の流れと言えども扇形車庫を全て取り壊す必要があるのだろうか。
現在、首都圏の小・中学校では伝統文化を伝える授業として、茶道や華道を必修教科にする動きさえあるようだ。
それに比べて、伝統文化・芸術等の授業数が削減されてる北海道だからこそ、形として残せる伝統文化を伝えるものを残すべきだと考えているのだが・・・

2007年09月13日

戦後レジーム脱却と美しい国

昨日、安倍総理が総理大臣を辞すると発言された。
私はこの発言に対して適切な時期に辞められると発言されてると思い、直ぐにでもブログに書き込もうとしたのだが、あいにく昨日は私自身が病院のベットの上だった。
先ほど退院できたので(総理は入院されたようだが)、その時の思いを書き込みたい。

安倍総理の思いは祖父でもある岸総理の実現できなかったことを遂行することだと思われていたようだが、実際にそうだったのだろうか。
安倍晋三総理の晋三が高杉晋作の晋作から名づけられたことを考えると、日米の関係を強化する安保条約や現在のテロ特措法を認め推進することは戦後レジーム(アメリカからの管理体制化の状況)からの脱却と逆行すると思われる。
また、晋作が夢見ていた国が「面白く美しい国」だとしても、晋三総理が夢見ていた「美しい国」とは違っていたであろうし、そのイメージが今の住人や国民に理解されてこなかったとしても無理はないであろう。

戦後レジームからの脱却が国民自らの手によって新憲法を考え、自らの技術で産業を活性化させることであるならば、アメリカとの関係強化に必要以上に拘ることに無理があったのではないだろうか。
そしてこの国が犯してきた間違えを中国・韓国に謝罪する姿勢は理解できるが、それと同時にアメリカに対しても小泉前総理同様に関係強化を貫く姿勢に多くの国民が理解できなかったのではなかったか。

私は安倍総理の考えていた戦後レジームからの脱却によって、国民一人一人が新憲法や新たなライフスタイル、新たな教育システムを考え導入することが合意されることによって、新たな夜明けとしての美しい国が誕生することもあると考えていた。
しかしながら今回の辞任表明で「美しい国」とは、多くの国民が抽象表現でしか捕らえられないままに終わってしまいそうである。

次の総理には、高杉晋作が奇兵隊を武士だけでなく、商人・農民・職人から組織させ海外の艦隊とも戦った如く、全ての職種の国民が一人一人この国の新たな国づくりに立ち上がれる環境を構築して頂きたいと考えている。
そうすれば、諸外国が黄金の国と言ってた頃の美しい日本の様になれるのかも知れないと思う。

2007年09月05日

法治国家のこの国はどうなるの?

最近、毎日のように行政関係者や政治家や経営者の不正を耳にする。
それらは農水大臣に限らず多くの官僚や政務官の不正経理、社保庁職員による年金の横領(詐欺罪)、道内では石屋製菓やミートホープ等経営者の不正等である。
不正案件があまりにも多い為か、今ではあれだけ問題になっていた小沢代表の事務所費問題等が、過去のことのように薄れて来ている。
また市内でも旭川体協・前事務長の横領、市職員のタクシーチケットの不正使用等、数え始めたら切りがない程の不正が起こる状況、いつの間にそれらが蔓延る国に成り下がってしまったのだろうか・・。

これらの不正は政治家や経営者に限らず国民や市民にも該当するようで、法令違反による検挙者が国内で増えることにより、拘置所も刑務所も足りなくなっているようである。
法律をつくる政治家が自ら法律を犯し、法律のもとで税金を執行する行政機関までもが横領を犯し、彼等を裁くのが税金で雇われている司法機関である状況を考える時、虚しさを感じるのは私だけでないと思う。
その上いくら市民から選ばれたと言え、税金から歳費を得て地方行政に対するチェック機関でもある市議会議員が、自ら公費の不正使用を平然としてるようでは地方都市も潰れて仕方ないであろう。

このような状況が国だけでなく旭川市にもあるからこそ、西川市長が法令遵守の条例を提案しようとしてるのだろうが、その条例を「今までも法令遵守できている」等の理由で市議が反対している意味がよく分からない。
また今回、市議の政務調査費の監査請求がなされたが、それは私以外の市民も市議の公費不正使用を感じているからであろう。
それらに付随する問題として、認可保育園の保育費や公立学校の給食費を払ってない親の割合が、全国の中でも特に多いことと関係していると考えている。