About 2007年11月

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2007年11月 アーカイブ

2007年11月27日

旭山動物園成功の本当の訳

 私がこちらに移り住んで来た1988年、首都圏ではバブルが崩壊して景気が下り坂に向かう時であった。しかしながら北海道に於いて、景気が下り坂に向かうのは何故かそれから2~3年後であった様に記憶している。

 こちらに来た当初は色々なものが珍しく、冬はウインタースポーツに夏は釣りにと余暇を満喫していた。また、仕事でもある授業も面白い内容のものが多く。冬場の氷造形作品制作を始め夏にスケッチをしながらの登山等もあった。
 私としても描写や造形の授業時間にありきたりの課題を出すのではなく、何か特色のある授業にしたいと思い、こちらに来た当初より旭山動物園にて描写やスケッチをする授業を取り入れていた。

 当時の旭山動物園は大型遊具を入れたことと、首都圏でのバブル崩壊の影響が遅れたこともあり、ある程度の入園者はあった様に感じている。とは言っても現在の1/5程度の入園者であっただろうか。
 また、飼育員だったあべ弘士さんにも時間的に余裕があったのか、私達が授業で描写やスケッチ等をしている合い間に動物の生態についての説明等をして下さる、長閑な状況だった。

 旭山動物園が開園当初以来の入園者数のピークを迎えたのが大型遊具等を最終的に導入した1983年の59万人でその後のピークが1991年の46万人であった。大学に於いても、旭川校舎の受験生数がピークを迎えたのが1991年だった。
 この1991年が北海道にとっても旭川にとっても、旅行者のピークだったのではなかったかと考えている。それはスキー等のウインタースポーツ施設が充実され、ゴンドラリフト等が新設完備された頃でもあり、当時はリフト待ちの時間が旭川近郊のゲレンデでも生じるほどだった。
 
 その後、動物園も大学も入園者・入学者が下降傾向にあった。
 特に動物園に於いて、エキノコックスの問題があった1994年~1996年に関しては28万人~26万人まで落ち込んでしまった。
 旭川市議会でもそのことが問題となり閉園させるべきだ等の意見が多くを占めていた。
 当時動物園に於いて、特別に市役所の職員の中で優秀な方々を集めてた訳ではなかったが、職員の多くは手弁当で残業手当も出ない状況下、来園者が楽しめる工夫やメンテナンスをしていたようだ。

 そのような時、前菅原功一市長が誕生したことになる。
 
つづく


2007年11月22日

公費不正受給と北海道


 北海道内での公的資金の不正受給がどうして多いのだろう・・・
 昨日も滝川にて、介護タクシーの経営者が夫婦合わせて2億円を超える不正受給を滝川市から受けていたことが、テレビで流されていた。

 不正受給が行なわれた背景として、
一つには、道内の自治体が補助金をはじめ公的資金に頼る体質を今でも持っていること
二つ目には、それらをチェックするはずの行政機関の対応が一部の人々に対して甘いこと
三つ目には、道民の公的資金の使用に対する倫理観が希薄な面があること
  等が考えられる。

 旭川においても生活保護費の受給者の割合が高いだけでなく、不正受給をしている方々が多いと耳にすることもある。その理由としては滝川の不正受給と同様に行政機関のチェックが甘いことと、一部の方々に対して特別な配慮がなされている場合もあると考えられる。
  
 また不正受給を受けてるのは一部の市民だけに限ったことではなく、不正防止のチェック機関でもあるはずの行政機関の幹部や政治家の方々にも蔓延しているようである。
 
 その一例として旭川市議会議員選挙に於いても、選挙ポスター製作(400枚)に支払われる公費資金の請求上限額(506,400円)に対して、36人の現職議員の内24人の請求者の平均受給額が限度額の99.7%の504,820円を受け取っていたことからも、不正受給が疑われる。
 
 現在、全国での選挙ポスターの上限額に対しての平均受給割合が7割程度であることや、400枚の選挙ポスターを5万円程度で印刷してくれる業者が全国的にも多く見受けられることからも、限りなく黒に近い灰色疑惑が存在すると考えている。
 
 取り締まるべき方々が、見つからなければ不正受給を受けて良いと考えているのだとすると、大問題である。
 しかしながら、道内では毎日のように道警をはじめとした道職員や各種自治体の職員が不正行為でニュースに取り上げられている実態を考えると、彼らに道民や市民に対する公僕としての倫理観を再考して頂きたいと切望している。

2007年11月19日

選挙公費水増し請求と議員の資質

 今日の朝日新聞の一面に「選挙公費水増し請求」と大きく載っていた。
 また、「税金の使途をチェックする議員が、その第一歩の選挙で公金をごまかしていることは許されないはずだが・・・・・・」とも書いてあった。
 全くその通りで、このことは私がこちらに来た当時から強く問題だと思っていたことでもある。

 私自身が立候補した1年前の市長選に於いても、デザイン会社の担当者が400枚程度のポスターを50万円程度で製作したいと営業に来られた。
 今まで作品展のハガキやポスターを製作していたので、400枚~500枚のポスターの印刷費が高級紙を使ったとしても5~6万円で請け負ってくれる業者があることを知っていた。そこで業者の方に、高すぎるからもう少し安くして欲しいとお願いしたところ、2日後に30数万円になるとの提案がなされた。
 私としてはデザイン料を入れたとしても20万円もしないと思っていたので、再度金額を下げるようにお願いすると、「神崎さんの選挙ポスターは旭川市内の大手3社は一切請け負わないことになった。」と捨て台詞を残し、後援会事務所から出て行かれた。

 その後、告示日までに日数がなかった為、道外の安い料金の印刷会社に頼むことも出来なかったので、知人に印刷機を借りてデザインも自分達で行い製作した。
 結果としては、デザイン料と印刷費を含めても15万円程度に抑えることが出来たのだが・・・

 私としては、本当に400枚のポスターを印刷するのにデザイン料を入れて50万円以上かかるのなら仕方のないことだと思う。しかしながら今日の新聞の記事のように、印刷業者がポスター代金の公費を名刺の製作費に充てていたり、立候補者本人のスーツの購入費に充てていたり、選挙後に業者が「カンパ」と称して数十万円を候補者に配っていたりすることが事実であったとすると許せないことである。
 私としても議員になろうとする方が、詐欺行為に近い公費の不正受給を受けていた等とは信じたくないが、旭川市議選挙後の収支報告書をチェックしていると、実際にはポスターの印刷費がデザイン料も入れて10数万円程度しか掛かっていないと思われるにも関わらず、50万円以上支払われているものが複数件見受けられた。

 そもそも旭川市の場合、利権談合の体質が根深く残っていたからこそ、数年前に公正取引委員会から99%の平均入札額で公共事業が落札されていたことに対して、数ヶ月間に渡り市内の業者が入札停止になった筈である。今回の市議選、政党によっては公費支給でもあるポスターの上限支給額に対して、公共事業同様に平均で99%を超える金額の1人あたり50万円以上の支払いが業者にされていた状況もある。
 
 現在、全国的にポスターの平均請求額が上限の6割~7割程度になっている状況を考えると、旭川市議選のポスター製作費に関する平均請求額が9割を超えていることには不信感を抱かざるを得ない。
 また、落選した候補者を含めて数人が20万円程度の請求で抑えていたことがせめてもの救いだが、30人近い立候補者が50万円(98%)以上の受給を受けていたことに失望すると同時に、資質に問題があるのでないかと疑わざるを得ない。

2007年11月15日

富良野と旭川の文化に対する価値観の違い

 今年に入ってから、旭川市議会議員の政務調査費の不正使用疑惑問題がマスコミでも多く取り上げられているが、その理由の主なものは昨年度から領収書の添付が義務づけられた為であると考えている。
 それまでは、1人年間96万円の政務調査費を領収書や報告書の提出なしで自由に使用できていたのだから、第2のボーナスのようなものだったと考えられる。
 それが、急遽領収書等の添付を求められたので、多くの議員さんが条例に抵触するような領収書を添付したり、明らかに法律に反するような領収書を公文書に添付してしまったのではないだろうか。

 話は少しそれるが、旭川での地域市民に対する文化事業の取り組みが西川将人市長になった現在、旭山動物園や買物公園や青少年科学館を設置した当時同年代で市長になられた五十嵐広三市長の当時に比べれば、かなり衰退したのではないかと考えている。
 例えば、先週末に行なわれたらしい「彫刻フェスタ2007フォーラム」に於いては、道立美術館の中村学芸課長を始め、私の大学の先輩でもある教育大学の寺田教授やモエレ沼公園のイサムノグチの設計を監修したキタバランドスケープの斎藤さん等のそうそうたるメンバーが参加していたにも関わらず、大雪クリスタルホールに70人の市民しか集まらなかったそうである。
 また、当日のイベントのことは彫刻家の私にも一切の連絡等がなかったのである。(以前は案内状等が送られて来ていたのだが・・・最近、彫刻家と思われていないのであろうか?)

 当日の私の行動は、富良野の演劇工場にて行なわれた「森の朗読 10分間劇場」の準備と、そのホールに「音楽を奏でる木」の作品設置を行なった。
 出演者は絵本作家のあべ弘士さん、講談師の神田山陽さん、元上川支庁長の磯田さん等のバラエティ-に富む人々に、大学での共同研究者でもある数学者の秋山仁さんが舞台に立っての朗読会であった。
 入場料は1000円であったにも関わらず400人近くの入場者があり、補助椅子を出すほどの盛況であった。内容も音楽あり、笑いあり、勉強ありで多くの子供達も飽きることなく聴くことの出来る、面白くためになる2時間弱の舞台であった。

 この朗読会の企画で驚いたことは、公的なお金や補助金で企画運営されていた訳でなく、入場料で足りなかった出演者の方々の交通費や出演料が、地元の洋菓子店「フラノデリス」の藤田美知男さんの文化支援事業として賄われていた点である。
 その上、メインスポンサーでもある藤田さん自身が舞台に立っていらしたことも面白い出来事だったのだが、舞台終了後の打ち上げの席では舞台に立った人々以外が会費を払うことになっていた為、藤田さんの奥さんの会費も企画担当者が集めていたことについてはもっと面白く、今後の文化事業のあり方を学ばせて頂ける出来事でもあった。

 同じ日に旭川で行なわれた文化事業と富良野で行なわれた文化事業、参加人数の違いだけでないように感じた方々は多くいらっしゃることだろう。
 当日偶然にも富良野市議より電話があり、旭川市議の政務調査費の不正使用に関する話をしていたら、富良野では10年程前に政務調査費を廃止して、現在では強く必要性のある調査・研究目的の時に議会で承認を貰い出張するそうである。
 
 ひょっとすると、行政や議会がいい加減なまちには伝統や文化が衰退するのかも知れない。
 またその時は当然、教育や福祉も衰退するであろうと考えている。

2007年11月10日

鑑査請求受理と政務調査費不正使用

 昨年度、旭川市議会議員数名が政務調査費を不正使用していた疑いがあった件で、私が提出していた監査委員への鑑査請求が11月1日付けで受理されることとなった。
 今後60日以内に判断が下されることになっている。

 今回、問題視している議員は6名ほどで、1名の議員はタクシーの領収書が月払いになっており、その金額も実際に授受していた額と違っていたり、20枚を超えるタクシー領収書に車番も運転手名も入っておらず、空領収書に運転手以外の者が日付と金額を入れたと疑われるものまであった。

 その他の議員の問題点は、旭川の市街地から15キロ程度離れた東川町の町中に調査視察に行ったにも関わらず、何故か宿泊をしているのが東川町の町中から30キロ程度離れた旭岳温泉なのである。
 また、その他の議員としては支援団体の会合に出席してるのだが、会費が10,000円も掛かる宴会と思われるような会合に短期間に4回近くも参加していたのである。
その他に、週に2~3回のペースで市街地から自宅まで代行車の料金を政務調査費で払っている場合まであったのだ。

 今回のように公費でもある政務調査費を宴会のような飲み会に使ったり、酒を飲んだ後の帰宅の代行車に使ったり、必要もないのに温泉地に宿泊したりと、納税者としては腹立たしいことばかりである。特に、領収書等を偽造までして公費を横領していたとしたら、詐欺行為として刑事告発されても不思議ではない、大問題である。
 
 今回の監査結果で議員の政務調査費の使い方に問題ないとの結果が出たならば、私としては迷わず住民訴訟を起すと共に、領収書を偽造していた疑いのある議員については告発することも視野に入れて行動したいと考えている。

2007年11月05日

小沢さんの予定通りの行動

 西川将人市長が日航の副機長を辞めて自由党主催の小沢塾に入ったのが、1999年頃であっただろうか。その後、2000年の総選挙に地元旭川から出馬した時より選挙支援していたので、あれから7年が過ぎたのである。
 私も当時の自由党の考え方と西川将人氏の思いに共感して、2000年より自由党に入党して2003年に解散するまで所属していた。その間、自由党の箱根での研修会に参加をさせて頂き、当時の藤井幹事長の姿勢に共感を覚えた記憶と全国から若く熱意のある人々が集まっていた記憶がある。

 私が思うに小沢さんが自由党でやりたかったことは、全国の若くて意欲的な人々に明治維新の時の様な改革・改変をさせたかったのでは無かったかと考えている。民主党内で前原代表が誕生した時も、小沢さんの若い意欲的な人々を高く評価する現れだったと思っている。
 そして今回、数多くの憶測(自民党との事前協議がなされていたとの噂や自らの政治献金の問題を隠蔽するため等)の中で小沢代表が選挙の前に辞任した本当の理由は、民主党の政治家を自立させることにより、他の政党の政治家にも自治国家としてのこの国に対する責任を持たせる為だった様に考えている。

 昨今、大臣も代議士も官僚も、社会的に高い立場の多くの人々が公僕としての使命を忘れると同時に、保身のことしか考えていない様にも見受けられる。この様な状況だからこそ、超党派にて国民が一丸となって国づくり、地域づくり、家庭づくりを行なう時なのだと強く思っている。
 しかしながら北海道に於いては、今回の代表の辞任に関して民主党議員の多くが右往左往している状況を見ていると、政財界が一丸となって地域づくりすることはかなり難しいと思われる。

 特に旭川に於いては戦後最悪の経済状況を迎えようとしている今こそ、西川市長と議員が本気になって自ら立ち上がり、自立した地域になれるように頑張って頂きたいものである。
 私としては今回の小沢さんの行動が、彼らに引導を渡した様にも見受けられた。

2007年11月01日

政務調査費の監査請求と奇兵隊

 本日、政務調査費の不適正ではないかと思われる支出を承認していた、西川将人市長に対して監査請求をおこなった。とは言っても、前菅原功一市長の時に支払われていた政務調査費も結構な金額にのぼっているので、できれば旧知の西川市長に監査請求をしたくなかったのが本音である。
 しかしながら、市民が市民から選ばれたチェック機関でもある市議を監査請求できないらしく、今回のように不本意ではあるが、市長の行政執行に対して適切であったか、監査して頂く様に請求書を提出して来た。受理されるかどうかは、一週間後に分かるそうである。

 政務調査費の収支報告書を情報公開条例に基づき閲覧させて頂いたのは7月終わり頃だったので、あれから3ヶ月以上が過ぎてしまった。
 その間、私なりに色々と考える機会もあったのだが、なかなか監査請求に踏み込むまでには至らなかった。その理由は、不正受給を受けてると思われる議員がそれ程多くなかったことと、ひと昔前に比べればそれほど高額な不正だと思われる領収書等でなかったからである。

 しかし、このまち旭川の経済の危機的状況や行政の財政難を考えた時、或いはこの冬の燃料費の上昇により暖房のスイッチを入れることを躊躇っている多くの市民を鑑みた時、小額であっても不正受給疑惑のある議員に対して行動を取ることとした。
 また昨日NHKのその時・歴史が動いたにて、奇兵隊のことをやっていたことも私にとって行動を取らせることとなった。それは幕末から明治維新にかけての奇兵隊の行動をはじめ、平民達の行動が旧態依然の形にはまってやる気のない武家や官僚を目覚めさせ、新しく活気のある時代を呼び寄せたのであろう。

 今の私に出来ることは、嫌われても誤解されて悪者になったとしても、裕福な恵まれている方々に目を向けるのでなく、生活に困っている多くの人々に目を向けて行動を取りたいと思っている。
 その意味でも今回監査請求をしなくてはならなくなった原因(領収書の偽造と思われるものを収支報告書に添付したものや、歓楽街から週に複数回も代行車を使いその料金を受け取っていたり、自分のパソコンを議会内で使いリース代金として月20,000円も貰っていたりと・・・)をつくり、生活にも恵まれた議員(政務調査費も入れると年収1,000万円近く)達を、簡単に許すことはできない。