About 2008年01月

2008年01月にブログ「東海大学 旭川キャンパス 神崎 実 のホームページ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

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2008年01月 アーカイブ

2008年01月25日

住民訴訟!被告は旭川市長で問題なのが市議達

今回はアール・ブリュット展のことを一休みして、西川将人旭川市長を相手取って民事訴訟を起こしたことについて書き込みたいと思います。
訴状の内容は以下の通りになります。

請 求 の 趣 旨

1.被告は旭川市議会議員藤沢弘光に対し、政務調査費の監査期間中であるにも関わらず、返還措置に応じて監査を妨げたので、差し戻しをせよ。

2.被告は旭川市議会議員安田佳正に対し、金120,000円を請求せよ。

請 求 の 原 因

1. 私は平成19年11月1日に平成18年度の旭川市議会議員に配分された政務調査費が適正に支払われていなかったとの思いから、西川将人旭川市長に対して措置請求をした者である。
  その措置請求期間中に、旭川市議会議員藤沢弘光が措置請求の対象となっていた118,890円の全額を返還したことについて、旭川市長が返還を容認する措置を取ったため、結果として監査の妨げになることとなった。
  そもそも藤沢弘光議員の提出していたタクシーの領収書に関しては、受領していた公費の金額とも合っておらず、また、提出されていた20枚の領収書には担当運転手の氏名も車番も一切の記入されていなかった。
  このような不確かな領収書を公文書として添付して公費を受領していた藤沢弘光議員の返還を、容認措置してしまった被告旭川市長の判断は適正を欠くものだったと言わざるを得ない。

2. 私は平成19年11月1日に平成18年度の旭川市議会議員に配分された政務調査費が適正に支払われていなかったとの思いから、西川将人旭川市長に対して措置請求をした者である。
  旭川市議会議員安田佳正が同年度にリース契約していたパソコン2台とプリンター1台(パソコンについてはプロバイダー契約も含む)に関して、月2万円もの額を安田佳正議員本人が公費として受け取っており、年額にして24万円にも達していた。
  
問題点を列記する。
① そもそも議員個人が所有していたパソコンを議会の会派内に持ち込み、会派内でリース契約を結ぶことを条例の手引きでは容認していない。
② パソコンのインターネットプロバイダー契約等は自宅にて上限5,000円を限度に認められているが、そもそも議会内にインターネットの端末があるにも関わらず、プロバイダー契約を結ぶ必要がない。

上記の問題点となっている根拠は、「旭川市議会政務調査費執行の手引き」の(1)支出手続きについてのアとエによる。

また、実際のパソコンの金額は平成18年度でも100,000円以下のものが主流であり、プリンターも2~3万円で充分購入できる上、リース契約したとしてもパソコン1台を月3,000程度から借りることができたことを考えると、プロバイダー料金が含まれることを容認したとしても、年間120,000円の経費で充分だったと考えられる。

  以上のことから、安田佳正議員に公費から支払われた平成18年度のパソコン等リース代金240,000円の内、120,000円の返還を求める。

3.よって、私は被告に対し、地方自治法242条の2に基づき、請求の趣旨記載の判決を求め提訴した。

2008年01月22日

旭川にペリー来航!150年ぶりの変革2

アール・ブリュット展の講演内容で気になったことの続き。
・アール・ブリュットの作家達の作品に嫉妬する作家が多いこと
・アート(芸術)と言う認識が存在しない世界
・描き方やつくり方を教えない教育
・彼等の行動自体が反逆的(平和的)
・他人の評価を気にしない表現
・作品の価値

前回、「・アール・ブリュットの作家達の作品に嫉妬する作家が多いこと」についてだったので、今回は以下のことについて書きたい。
・アート(芸術)と言う認識が存在しない世界
これはペリーさんが最終的にアートと言う言葉が存在しない世の中になれば良い、とのニュアンスのことを言われていたことに対して、今後アール・ブリュットと言う特別な存在も必要なくなるのでは、と思ったのである。
現在、国際的に見てもアートの分野で創作活動だけで生活できている恵まれた環境の方々は、基礎的なトレーニングを受けてきている方々が多いと思われる。
逆に基礎的なトレーニングを受けてない方々がアーティストと呼ばれることは少なく、アール・ブリュットの作家がその代表となるのであろう。

そもそも基礎的なトレーニングを受けて作品制作をしてる方々の作品がアート作品になるのであろうか?
それとも基礎的なトレーニングを受けてないことの方がアート作品を生みやすいのであろうか?
これらは両者共にあり得る話だと考えられる。
そうだとすると、基礎的なトレーニングを受けてない方々がもっと多くアート作家をやっていれば良いのだが・・・
現実的にはそんなにあまい世界でもなさそうである。

この国でも明治維新前はアート(芸術)との言葉を使うことがなかったようである。
リベラルアーツ(一般・基礎教育)の考え方が欧州から入ってきて、人々がものごとを学ぶ時に重要な学問だと考えられていたようである。
その教科の中には数学や哲学や美学等の学問が含まれていたようであり、そのアーツの部分を藝術と訳すようになったのである。
その意味でも、150年前のこの国には藝術と言う分野は存在してなかったのであろう。
それはペリーが考えていた、芸術との言葉のない世界だったのかも知れない。

2008年01月19日

旭川にペリー来航!

1853年のペリー来航から155年を経た今日、旭川市にリュシエンヌ・ペリー(スイス・ローザンヌ アール・ブリュット・コレクション館)館長が来旭され講演された。
その講演内容は私が今までこの国で問題だと思っていた、そのものでもあった。
それをペリー来航以降、軍都となり保守的な街の旭川で「枠に嵌まった教育は必要ない」との意味合いの講演だった事もあり、「旭川にペリー来航!」とのタイトルにした次第である。

講演内容は中身の詰まった、今後の世界のあり方を示唆してると考えられるものでもあった。
・アール・ブリュットの作家達の作品に嫉妬する作家が多いこと
・アート(芸術)と言う認識が存在しない世界
・描き方やつくり方を教えない教育
・彼等の行動自体が反逆的(平和的)
・他人の評価を気にしない表現
・作品の価値
以上のことが私としては気になった内容だった。
今後ひとつひとつについて解説すると共に、私の考えを書き込みたい。

先ず
・アール・ブリュットの作家達の作品に嫉妬する作家が多いこと
アール・ブリュットの作家達の作品制作に対する姿勢はそれをやりたいからやるのであって、お金になるからとか飯の為になるとかを考えて制作している訳でもない様である。
また、彼らは制作された作品に評価を求めている訳でもない様なのだ。

多くの作家が他人の評価を気にしたり、どれ位の値で取り引きされるのかを気にしているものである。
それは当然のこと、現代社会の中で生活していく為に大切なことでもあろう。
しかしながら、そのことが作品制作する時の作家に何らかの影響を与えることも考えられる。
自分が作りたい筈の作品を、他人の評価を気にしながら制作しなければならない状況に置かれる訳である。
それに対してアール・ブリュットの作家達が、他人の評価を気にすることもなく制作することが出来ることに、多くの作家は嫉妬することがある様なのである。

つづく

2008年01月12日

アール・ブリュット展の講演会が無事に終了

新春特別講演会
「アール・ブリュット展とは?」(アート表現の広さと深さを知ろう)

趣旨
 来たる1月16日から道立旭川美術館にて「アール・ブリュット/交差する魂」とのタイトルの作品展がおこなわれます。サブタイトルは「ローザンヌ アール・ブリュット・コレクションと日本のアウトサイダー・アート」となっております。
 このタイトルをお読みになって、作品展の内容が理解できるでしょうか?
 私も当初はどのような展示がなされるのかについて全く分からなかったのですが、今回お呼びする陶芸家の工藤和彦さんからのお話を伺い、魅力が分かり始めたしだいです。
 簡単に内容を書きますと、デッサンや基礎描写等の正規の美術教育を受けていない人たちによって、文化潮流や伝統または流行などとは無縁に制作されているものらしいのです。
 今回の講演会に参加して頂き、アートの世界の広さと深さを再認識して頂き、皆さん自らが作品制作に興味を持って頂ければ幸いだと考えております。

講師
陶芸家・NPO法人ラポラポラ代表理事 工藤和彦氏

日時・場所
2008年1月12日(土) 午後3時~午後4時30分
北海道東海大学・1号館2階メディア視聴覚室
(旭川市神居町忠和224 ℡0166-61-5111)

企画
北海道東海大学芸術工学部くらしデザイン学科(アートコース)

今回の企画展は道立旭川美術館を皮切りに全国を巡回予定で、日曜美術館等の番組でも取り上げられており、今年、国内の美術界でも特に注目されている作品展の一つだと思われます。
この講演会にご参加の方はお誘い合せの上、当日直接会場にご来場頂ければ幸いです。


今回の講演会には学外から15名の方々と学内から16名の方々の参加を頂き、工藤和彦先生のお話の中で1時間30分が何時もより早く過ぎ去りました。
参加頂いた方々として、議員さんや行政幹部の方をはじめ、財界からも今後このまちを背負って立つような方々も来られておりましたことは、誠に喜ばしいことでした。
また、地元の雑誌社の方々に取材して頂いたことも、ありがたいことです。

2008年01月09日

「アール・ブリュット展とは?・アート表現の広さと深さを知ろう」

今回の書き込みは、アールブリュット展(アウトサイダー・アート展)についてです。
この展示は、障害者の方々だけの作品展と言う訳でもなく、美術表現に対して知識や経験のない多くの方々が参加できる美術展なのです。
私としてはファインアートの表現が、この展覧会の中に潜んでいるのではないかとも考えております。
今回この展覧会の内容を多くの方々に理解していただく為にも、1月12日の15時より北海道東海大学にて講演会をおこなう予定にしております。
ご興味のお有りの方々は、是非共ご来場いただきたく願います。
尚、日程は以下の通りです。

新春特別講演会
「アール・ブリュット展とは?」(アート表現の広さと深さを知ろう)

趣旨
 来たる1月16日から道立旭川美術館にて「アール・ブリュット/交差する魂」とのタイトルの作品展がおこなわれます。サブタイトルは「ローザンヌ アール・ブリュット・コレクションと日本のアウトサイダー・アート」となっております。
 このタイトルをお読みになって、作品展の内容が理解できるでしょうか?
 私も当初はどのような展示がなされるのかについて全く分からなかったのですが、今回お呼びする陶芸家の工藤和彦さんからのお話を伺い、魅力が分かり始めたしだいです。
 簡単に内容を書きますと、デッサンや基礎描写等の正規の美術教育を受けていない人たちによって、文化潮流や伝統または流行などとは無縁に制作されているものらしいのです。
 今回の講演会に参加して頂き、アートの世界の広さと深さを再認識して頂き、皆さん自らが作品制作に興味を持って頂ければ幸いだと考えております。

講師
陶芸家・NPO法人ラポラポラ代表理事 工藤和彦氏

日時・場所
2008年1月12日(土) 午後3時~午後4時30分
北海道東海大学・1号館2階メディア視聴覚室
(旭川市神居町忠和224 ℡0166-61-5111)

企画
北海道東海大学芸術工学部くらしデザイン学科(アートコース)

今回の企画展は道立旭川美術館を皮切りに全国を巡回予定で、日曜美術館等の番組でも取り上げられており、今年、国内の美術界でも特に注目されている作品展の一つだと思われます。
この講演会にご参加の方はお誘い合せの上、当日直接会場にご来場頂ければ幸いです。             

コーディネーター 北海道東海大学 くらしデザイン学科
アートコース代表 准教授 神崎 実

2008年01月06日

旭川市議会とマスコミとの仲の良い関係

今回は私が度々参考にさせて頂いてる「旭川発、感ずるままに。」に書き込んだ内容を載せさせて頂きます。
また、ブログ主さんでもあるmyさんが書かれた部分も使わせて頂いております。

>先日何気なく見ていた、市議会議長の交際費の中に、内外調査会会費という項目がありました。
>3ヶ月で47250円。ということは、1ヶ月15750円。年間189000円。
>内外調査会という団体は、(株)時事通信社の関連団体で、昭和29年に創設された公益法人だそうです。

今回の件、重箱の隅をつつく事だと思われる住人もいらっしゃるかも知れませんが、私としてはmyさんが遂に核心部に触れられたのだと、感じております。
その事を「おめでとうございます」と言ってよいのか「今後大変ですよ」と言ってよいのか、言葉に悩むところです。

そもそも私が此方に来た20年前から、このことが一番問題だと思っていたことなのですから・・・
当時の状況は今より酷く、市長を始め行政職員が市民のことを考える前にマスコミと議員の機嫌を取る状況で、市議も同様に市民よりマスコミに目が向いてる有様でした。

マスコミ連中の多くは情報収集との名目で毎晩3・6で接待づけになってる状況の上、役所内の記者クラブでは税金で支払われてる設備もコピー機も全てをお金を払わずに自由に使っている状況でした。
その上、行政が税金でクラブ内に雇った嘱託職員を事務員のようにコマ使いとして、お茶汲みまでさせている現実まであります。

市議も同様に、費用弁償が出ているにも関わらず専用駐車場が完備されている有様でした。残念な事に未だに議員専用のお茶汲みの嘱託職員が複数名税金で雇われておりますが・・・
20年近く毎回行く度にその事を言っていたら、ここ数年は議員専用の駐車場も費用弁償も廃止されましたし、記者クラブも昨年から自費でコピー機を置くようになったようです。

私が20年前に首都圏で生活していて当たり前だと思っていたことが、やっと旭川でもここ数年で当たり前だと思って貰えるようになったようです。
当然、このことは多くの人々が不自然に思っていたから変わったのと、幹部職員の何人かが私も含めて多くの住人の声を真摯に聞くようになったからだと思われます。

しかしながら残念なことにその状況を未だに理解していないのが、議員達なのではないでしょうか?
それとも、お金を払っていれば問題を起こしても良心的な記事を書いてくれるとでも、思っているのでしょうか。
因みに道新を始め地方紙の多くは時事通信社や共同通信社から情報を得ています。

2008年01月03日

旭山動物園成功の本当の訳 つづき

新年あけましておめでとうございます。
今年もマイペースでブログの更新を行なう予定ですので、よろしくお願い致します。

以前、旭山動物園成功の本当の訳を書いておりましたが、今回はその続きを述べたいと思います。

今から13年程前に菅原功一市長が誕生して、何が変わったか?
それは五十嵐広三市長の時に大切にしていた文化と芸術・科学に関する事業への支援が行なわれるようになったことだろう。
その行為は、市長選の時に五十嵐広三さんやユウカラ工芸館の当時館長の木内さんの支援を受けていたことに対しての感謝の気持ちもあっただろうが、彼自身が文化支援を大切だとも思ってもいたようである。
また、道議会議員の時に自民党党員だった菅原功一議員の理解者だった一人が、道議会議長も歴任された自民党の重鎮藤井猛さんだったことも重要であっただろう。

この時の市長選がこのまちにとってのターニングポイントとなったとも思われるので、少し内容を記したいと思う。
この時の市長選挙には波岸助役(自民党)と高原市議(社会党)と菅原道議(自民党)が出馬していたので、若くして社会党支援で当選した五十嵐広三市長と同様に彼の秘書もやったことのある高原市議が当選するものだと私は信じていたが、そんなに甘い政界でもなかった。
当時の菅原道議は自民党員でありながら、見え難い所で木内館長を中心とした社会党(労組)の支援を得ていた訳である。
その影で支持していた重要な方が五十嵐広三さんだったのである。
そんな背景の中で、当時の自民党の基礎票の4~5割程度と社会党の基礎票の3~4割程度を得た菅原功一市長が誕生したのである。

このことが板東市長の時に硬直化していた自民党中心の行政体質を変えることに繋がり、また社会党(労組)の支持も受けていたことが、議会運営を円滑に運ぶこととなった。
またこのことが、首都圏でバブルも崩壊してお金もない中で潰れかけていた動物園に予算を配分できたことにも繋がったようである。

つづく